代表メッセージ

児島大

はじめまして、株式会社296(ツクル)の代表をしております児島です。
当社の採用ページをご覧いただき、ありがとうございます。

22歳のときです。
私は、4年ほどの修行期間を経て、夢だった洋菓子店を開業し独立することができました。
昔から「いつか自分の店を持ちたい」と夢を抱いており、その実現が起業のきっかけでした。

しかし、「自分の店を持つ」という夢を叶えることがゴールになっていて、その先にどんな未来を描くのかという明確なビジョンは、ほとんど持てていませんでした。
ただただがむしゃらに働き、結果として、店舗数は全国に10を超え、従業員数も100名を超える規模にまで成長しました。

けれど、その成長の裏側で、私は忙しさに追われる日々の中で、大切な問いと向き合うことを避けていたのです。
「自分は何のためにこの事業をやっているのか?」「お客様や仲間に、何を届けたいのか?」

その歪みはやがて経営のあちこちに表れ、気づいたときには足元が崩れ始め、25歳のとき、資金ショートによって会社は倒産。
多くの人に迷惑をかけ、自分の未熟さを痛感しました。

すべてを失い、「自分には経営の才能なんてなかったのかもしれない」と自信をなくしていた頃、それでも心のどこかには、「もう一度やり直したい」という悔しい思いが残っていました。

失敗したからこそ見えたこと、気づけたことを、次は活かしたい。高い志をもって事業をまた作りたい。

そして、気づいたのです。
あのとき、自分に足りなかったのは、与えられた環境のせいでも、誰かのせいでもない、「環境に流され、自分から動くことをやめていた」という事実でした。

この経験は、私の価値観を大きく変えてくれました。
27歳で再びゼロからスタートし、今の会社の前身となるWeb関連の仕事をはじめました。
小さな案件からコツコツと積み重ね、丁寧に人と向き合い、少しずつ信頼を得ていく中で、「環境は与えられるものではなく、自らの行動でつくるものだ」という確信がうまれていきました。

そうして仲間が増え、志を共有するチームができ、ようやく本当の意味で「未来をつくる手応え」を感じられるようになりました。

今、私たちは「未来を変えるのは、与えられた環境ではなく、自ら動く力」だと信じています。
どんな状況でも、動いた人から変わっていく。受け身では、何も変わらない。
その想いに共感し、自らの手で未来をつくろうとする仲間と、一緒に歩んでいきたいと思っています。

あなたの”動く力”が、私たちのチームの未来を、そしてあなた自身の人生をきっと切り拓いてくれます。
そんな出会いを、心から楽しみにしています。

代表取締役児島 大